みんなで創る度会県!度会県民参加型プロジェクト

南伊勢町読んで応援!みんなで考えよう!連載コラム

第1回「離れていても心は繋がっている。」

感染症が収束した後の社会はどうなるのか、度会県民として地域にどう関わっていけるか…。
先が見通せない今だからこそ考えたい、これからの地域との関わり方について想像するきっかけとなるコラムの連載を始めます。

東京大学と度会県とのご縁。

いま全国で、大学と地域が連携して学生に学びの場を提供する取組が増えています。

東京大学もその一つで、2017年度から始まった「フィールドスタディ型政策協働プログラム」では、三重県を含む10以上の県に東大生が入り込み、一年をかけて地域の課題解決に向けた道筋提案を行っています。三重県では、これまで度会県のエリアにあたる県南部の市町で学生たちを受け入れてきました。

度会県民となるきっかけは様々です。1回目のコラムは、このフィールドスタディをきっかけに度会県民となった学生たちに、度会県での思い出と度会県民としてのこれからについて寄稿してもらいました。

(寄稿者のプロフィールは2020年時点のものです。)

「限界集落」の実際を肌で感じたい

Q.それでは、自己紹介と、度会県との関わりを教えてください。

A.公共政策大学院2年の大山雄太郎(おおやま ゆうたろう)と、経済学部3年の岡﨑暁帆(おかざき あきほ)です。2019年度に南伊勢町の道行竈(みちゆくがま)にお邪魔しました。

道行竈は、源平合戦に敗れた平家落人が開拓したと伝えられる集落の1つです。先住者によって既に漁業権が握られていたため、塩竈で塩を作り、わずかな耕地を開いて自活したことから、「竈」の字が残ると聞いています。

集落人口は、25世帯・38人、うち14歳以下の年少人口が0人、65歳以上の高齢者が23人(2018年4月) 。そのような地域で、2018年12月から、南伊勢町のサポートと皇學館大学との連携の下、耕作放棄地を活用して日本酒を作る取組「南伊勢地域連携日本酒プロジェクト」が始動したとのことです。

(詳しくはこちらまで → https://www.facebook.com/Michiyukugama/ )

  • 2020年1月 純米大吟醸「道行竈」発売

Q.なぜフィールドスタディに参加しようと思ったんですか。

A.(大山)高齢化・人口減少という問題に直面する日本の最先端を行く「限界集落」の実際を肌で感じたいと思ったからです。

(岡﨑)自分の出身地の徳島以外の田舎を見てみたかったからです。

 

Q. 道行竈に来てビックリしたことはありますか。

A.「本当に人が少ない。」初日の衝撃は忘れられません。一本道の両側に家があるだけで、しかもその道は車がすれ違えないほど狭かったのには驚きました。

「触媒」としての役割を担う

Q. フィールドスタディではどのようなテーマに基づいて活動しましたか。

A.テーマは①限界集落に住む住民がいかに考え生きているのか、現地に住みながら感じ聞き取り言語化すること、②プロジェクトのアクターではなく「触媒」としての役割を担うことで、道行竈の復活・活性化の手助けをすることでした。

大山さんと岡崎さんは、ボランティア清掃や健康体操に参加することで地域に溶け込み、住民一人一人から道行竈に対する想いを聞き出しました。

二人が来たことで、住民の皆さんも普段考えないようなことを考えて言葉にしたり、みんなで集まって日本酒プロジェクトや地域の将来について話し合ったりする機会が生まれたそうです。

  • 2019年9月 道行竈の集会所で

Q.この活動を通じて知った、度会県民の皆さんに伝えたい道行竈の素敵なところは何ですか。

A.道行竈は、人口が少ない・高齢化が進んでいながら活力があり、日本酒プロジェクトを核として未来に向かって頑張っている様子が魅力的です。

それから、静かな内海・綺麗な空気・山と海のハーモニーなどの自然も素晴らしかったです。

  • 道行竈の内海の様子

Q. 逆に、道行竈の皆さんに提案したい、度会県民の力を借りて実現できそうなことはありますか。

A.道行竈の魅力や現在取り組んでいるプロジェクトについて知ってもらい、度会県民にも応援してもらうことです。(日本酒の注文を受け付けるなど。)

仕事に忙殺される日々の中でも、道行竈に思いを馳せることがあります。

Q.コロナ後の社会は、人と人との距離を意識することが必要になると言われています。そのような社会であっても度会県民にできることがあるとしたら、それはどんなことでしょうか。

A.三重県に実際に行けなくても、常に気にかけていることで、気持ちをつなぎとめておくことだと思います。

 

Q. 大山さんは現在、修士2年として大学院で学びながら、社会人として中央省庁に勤務しています。社会人になって仕事も忙しいと思いますが、働きながらでも離れた地域への関心を維持したり、関わり続けたりするには何が必要だと思いますか。

A.(大山)仕事に忙殺される日々の中でも、休日や空き時間に道行竈に思いを馳せることがあります。意識してそのような心のゆとりを持ち続けることが必要ですが、度会県のメールマガジンなどで地域に思いを致すきっかけを提供してくれると嬉しいです。

  • 道行竈の皆さんと集まった「夕食会」のチラシ

Q.最後に、道行竈の方へのメッセージ、また度会県民へのメッセージをお願いします!

A.  道行竈の皆さん、元気ですか?(雄太郎と暁帆は元気です!)新型コロナウイルスなんかに負けずに、これからも頑張っていきましょう!「離れていても心は繋がっている。」応援しています。

度会県の皆様、この度は拙稿を最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。大学のプログラムを通じて、三重県との関わりを持てたことを嬉しく思います。大変な時代ですが、これからも「度会県」のつながりを大切にしていきたいと思います。

大山さん、岡﨑さん、どうもありがとうございました!

二人がこれからも道行竈とつながり続けられるよう、度会県としてもいろいろな機会を提供していきたいと思います。

 

それでは、次回のコラムもお楽しみに!

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